妊娠の条件は?
妊娠の条件は、卵子・精子・卵管・子宮が必要不可欠です。
しかも何処にも異常がなく、健康的であるのが絶対条件です。
しかしどんなに健康に気をつけているつもりでも、年齢を重ねるにつれて不調が出てくるのは否めません。
今は晩婚が当たり前となり、30代で妊娠を望む人も珍しくありません。
また年齢が若い人でも、大きなストレスにさいなまれAると、妊娠が難しくなります。
「女性だけの話」におもわれるかもしれませんが、男性側も例外ではありません。
調査によると不妊の原因の半数は、男性側にあると出ています。
では不妊の原因は何処にあるのか、探ってみましょう。
女性側の不妊原因
女性側の不妊の原因は子宮にあります。
子宮に何らかの異常が出てしまうと、流産を引き起こす恐れがあります。
子宮異常は色々ありますが、中でも厄介なものは子宮筋腫でしょう。
子宮筋腫とは子宮にできる良性の腫瘍で、適切な治療を行えば生命に危険が及ぶものではありません。
しかし腫瘍ができる場所によっては、妊娠が難しくなる場合があります。
また子宮だけでなく、卵管も関係しています。
卵管は受精した卵を子宮まで運ぶ、大切な役割を担っています。
だからせっかく上手く受精しても、卵管に異常が出てしまうと、妊娠はできません。
男性側の不妊原因
不妊の原因は女性だけでなく、男性にも関係しています。
男性の場合は造精機能障害・精路障害・射精障害の3つが、主な原因です。
造精機能障害とは、精子が作られない症状を指します。
男性側が原因の場合、およそ90%近くが造精機能障害です。
一般的な男性と比べると精子の数が少ない、運動率が低いなどがありますが、人によっては精子を作ることができない方もいらっしゃいます。
精路障害とは精管が詰まってしまう症状で、射精障害は読んで時の如く夫婦生活に支障が出る症状を指します。
不妊検査
不妊治療の最初の段階は、不妊の原因を探る検査です。
どういう検査を行うかは病院によって変わるものの、女性の場合はホルモン検査・感染症の検査・肝機能や腎機能検査を行います。
また子宮に卵管造影の検査で、卵管と子宮の形を見ることもあります。
男性の場合は精液検査で、量や運動量を調べます。
また女性と同じように、感染症や血液検査を行う場合もあります。
原因がわかれば、いよいよ不妊治療の開始です。
検査結果内容は時に、夫婦の心を残酷に傷つけることもあるでしょう。
しかし妊娠に繋げるには、必ず乗り越えなければならない壁です。
壁を乗り越えることができれば、待望の赤ちゃんを授かることができるでしょう。