ご自身とパートナーの性別・年齢
私は現在46歳、夫は47歳です。
不妊検査・不妊治療を始めた時の年齢と現在の治療ステータス
不妊治療を始めた年齢は私が37歳のときでした。
現在は妊娠を得て、出産済みです。
不妊検査・不妊治療を始めるまでの経緯
35歳くらいからだんだんと年齢的なものから心配になりはじめ、「周りからも避妊してるの?」を聞かれるようになりました。
避妊してはいませんでしたが、妊娠に至らないことにあせりが出始め、何かしたほうがいいのではと思ってはいましたが、なかなか行動に移せませんでした。
そうして37になったころ、私よりずっと以前から不妊治療を始めていた友人が病院を変えることになり、それをきっかけに私も友人に医者を紹介してもらい、検査を受けることになりました。
受けた治療の経緯
最初の検査では子宮内膜症とチョコレート嚢腫になっていることがわかり、卵巣は一つしか働いていないことがわかりました。
子宮内膜症がひどくならないようにすると同時に妊娠を望んでいたため、漢方薬治療を選び、同時にタイミング法を始めました。
夫は理解を示して努力はしてくれましたが、正直なところ、時期を合わせて行為をするということがとても難しく、1年ほどたったころにはそれが原因で夫との関係がぎくしゃくしてきていたのが分かっていたので、一旦中止し、漢方とマカを飲んで様子を見ていました。
しかし年齢的にも時間がもったいなく、後悔したくなかったので、思い切って人工授精に移りました。
経済的にはそれで最後と思っていましたが、今ではやっぱりそうしてよかったと本当に思っています。
治療を受けた病院を選んだ理由
先にも書きましたが、はじめは友人が通い始めたところに一緒に行かせてもらいました。
共に治療を受ける人がいたほうが何かと相談できるし心強かったためです。
その時はとりあえず検査を、と思っていたので、特に病院を選ぶということは考えていませんでした。
しかしその後は昔からお世話になっていた近所の町医者さんに相談し、信頼できる産婦人科を紹介してもらい、そこに通うようになりました。
信頼できる人からの紹介だったこと、その先生(町医者)も実際にそこに通ったとのことで、実際の病院の様子を聞くことができたので、わりと心配なく通うことができました。
先生ははきはきした方で、ネガティブな内容でも割ときっぱりと見解を話してくれるので、信頼できると感じました。
不妊検査・不妊治療を検討されている方へのメッセージ
不妊治療に関する事情は人によって違いますし、ましてや女性一人でできるものでもないので、そのつらさやストレスは計り知れません。
私自身も正直、何度くじけそうになったか、精神的に追い詰められそうになったかわかりません。
夫が同じ思いでいてくれないときにはそのつらさは本当に言葉では言い表せないと思います。
私自身はともかく、夫がストレスを感じているのがわかり、それによって関係がきくしゃくしてきたときには絶望的な思いになりました。
でも、今言えることは、本当にあきらめなくてよかった、ということです。
それはただ単に妊娠できて子供を授かれたというだけではなく、この経験を通して、絶望的な思いを通過している人の気持ちが少しでもわかるようになったと思いますし、夫のこともより深く理解できるようになりました。
結果はどうであれ、とにかくできるだけのことはやったほうがいいですし、後悔だけはしないように、納得できるまで取り組むことが大切なのではないかと今は思えます。